オズの魔法使いで有名になったジュディ・ガーランドの晩年の物語です。
作品情報
公開年：2019年
IMDbの評価：6.8/10
監督：Rupert Goold
キャスト
Renée Zellweger（Judy Garland）
Jessie Buckley（Rosalyn Wilder）
Finn Wittrock（Mickey Deans）
Rufus Sewell（Sid Luft）
Darci Shaw（Young Judy）
あらすじ（ネタバレ）
Judy Garlandは類い稀な才能を持っていてオズの魔法使いに選ばれ、Judyを働かせて売るため、寝ないよう覚醒剤を飲まされ、太らないよう食事もコントロールされ、自由にデートも行けない子供時代を送っていました。
全盛期を過ぎ、40代になったJudyはいくつもの仕事をすっぽかし、2回離婚し、2人の小さな子供がいましたが、仕事はなく借金まみれで住む場所もありませんでした。元夫のSidは見かねて子供たちを預かり、Judyは子供たちと一緒に過ごすお金を貯めるためロンドンに行きショーを行うことを決めます。ロンドンでもJudyは気分が乗らず、リハーサルをやらなかったり、公演に遅刻したりしますが、RosalynがJudyの背中を叩き、公演は成功します。Judyはロサンゼルスで会ったMickeyと結婚し、マネージャーとして動きますが、Judyの悪評のせいで仕事が決まらず、徐々に喧嘩が増えていき、2人は別れます。
子供たちも元夫とロサンゼルスに住むことを決め、Judyもどんどん荒れていき、終いには公演時に客を怒鳴り、クビになってしまいます。支えてくれたRosalyn達と話し、Judyはマインドを変え、自分の代役だったアーティストにお願いし、ステージに達、全身全霊のコンサートを行うのでした。
感想
Renee ZellwegerがJudy Garlandにしか見えなくて凄すぎでした。ずっと歌はJudy Garlandの声を吹き替えしているのかと思ってたら実際にReneeが歌ってるとは驚きです。
公開から70年以上経つ現在でも誰もが知るジュディ・ガーランドですが、オズの魔法使いだけで生きていけそうなのに借金まみれになって、違う国でコンサートを開かないといけないぐらい追い詰められていて子供と一緒に暮らすこともできないっていうのは衝撃的でした。
誰が悪いのかは一概には言えないけど、子供の頃から寝ずに働くために覚醒剤を飲ませられたり、子供らしいことが一切できず、自分の意図とは別に食事も制限させられるのは辛すぎです。映画に出れたり、有名になれたりするのはほんの一握りの人しかいないけど、成功したら成功したでその代償が大きく、相当なメンタルじゃないとやっていけなさそうです。
