女の子がレッサーパンダになってしまうピクサーアニメーションです。
作品情報
公開年:2022年
IMDbの評価:7.1/10
監督:Domee Shi
キャスト
Rosalie Chiang(Meilin)
Sandra Oh(Ming)
Ava Morse(Miriam)
Hyein Park(Abby)
Maitreyi Ramakrishnan(Priya)
あらすじ(ネタバレ)
トロントに住む中国系のMeilinは勉強も頑張り、過干渉な親の期待に応えるよう頑張っていましたが、友達グループの中では明るく、4TOWNというボーイズグループのファンという一面もありました。どうしてもコンサートに行きたかったのですが、母親は許してくれず、Meilinは表に出さないながらにも怒りを感じていると、翌朝レッサーパンダになってしまいます。
Meilinは落ち着くとレッサーパンダから人間に戻ることがわかりますが、学校で感情が抑えられなくなり、レッサーパンダに変わってしまい、家へと逃げ帰ります。両親からこれは昔、戦争に出た男性の代わりに女性が一家を守らなくてはならなく、レッサーパンダに変えてもらったことでその魔法が大々伝わっており、赤い月になる日に儀式によってレッサーパンダを封じ込めることができるわかります。Meilinは大好きな友達を思い出すことでレッサーパンダを封じ込めることを学びますが、学校でレッサーパンダは人気になり、写真撮影やグッズでお金を稼ぎ、4TOWNのコンサートチケットを買うことを思い付きます。
お金はなんとか溜まりそうでしたが、母親にそのことがバレ、母親はMeilinはそんなことするはずはないといい、友達を責め、Meilinも反抗できずに友達との絆に溝が入ってしまいます。
儀式の日、Meilinはレッサーパンダの分離の成功目前でしたが、レッサーパンダに変わっていた時の楽しかったことを思い出し、分離を拒否し、その場を逃げ出し、コンサートへと向かい、友達と和解します。母親のMingは育て方が悪いと責められ、暴走し、巨大レッサーパンダとなり、Meilinがいるコンサート会場へ向かい、破壊します。
一族はみんなレッサーパンダに変身し、なんとかMingを落ち着かせ分離の儀式を執り行うことに成功します。分離の世界でMeilinは母親も親の期待に応えるよう頑張っていたという自分と同じ思いを持っていたと言うことがわかり、厳しかった母親のことも理解します。Meilinはレッサーパンダを残すことにし、家族も大事にしつつ、自分に正直に生きていくことを決めるのでした。
感想
普通の女の子がレッサーパンダに変わってしまうというなんともぶっ飛んだ発想で日本的な考え方だと、途中までレッサーパンダが人間に化けてるんだと思っちゃいました。中国の神話とかではこの手の言い伝えがあるのかな。
ボーイバンドが出てきたり、全体的に子供だけをターゲットにしたアニメーションでしたが、親の期待に応えようとして、その通りに生きてしまうと、最後には関係が悪くなったり、反動でとてつもないことをしてしまったりするので自分に正直に生きようという良いメッセージが詰まっていて最後は感動的な映画でした。
私ときどきレッサーパンダはどこで見れる?
私ときどきレッサーパンダはディズニープラスで見ることができます。