謎の宇宙人が地球に来るSF映画です。
作品情報
公開年:2016年
IMDbの評価:7.9/10
監督:Denis Villeneuve
キャスト
Amy Adams(Louise Banks)
Jeremy Renner(Ian Donnelly)
Forest Whitaker(Colonel Weber)
Michael Stuhlbarg(Agent Halpern)
Mark O’Brien(Captain Marks)
あらすじ(ネタバレ)
謎の卵の殻のような浮遊物体が世界各地に出現し、その飛行物体に対して様々な憶測が飛び交う中、その物体の中にいる何者かが発する言語を解読するため言語学者のLouise(Amy Adams)がその現場に呼ばれます。
Ian(Jeremy Renner)とチームのもと、接触が続きますが、中々うまくいかず、宇宙人が伝えるマークに意味があることに気付きまずは言語を伝えることから始まります。
懸命に教えた結果、向こうの伝えることがコンピューターで解析できるようになり、ようやく地球に来た目的を聞くことができました。しかし、その答えは断片的でその意味をとり間違えた人たちが殻を破壊しようと目論みます。
一方、Louiseはいるはずのない娘のフラッシュバックを見るようになり、しかも離婚していてその相手もわかりませんでした。その後、宇宙人と話すうちにLouiseは未来が見えることがわかり、映画の冒頭でLouiseが娘を育てその娘が病にかかり死んでいくのは過去ではなく未来で、夫が去ったのはそのつらい未来のことを打ち明けたからでその夫がIanということもわかりました。
また、宇宙人の目的は数100年後に人類に助けられたから技術を伝えにきたというもので殻を壊そうと表明した中国人をとめるため、Louiseは未来を見て中国人の携帯番号を知り、混沌の中そこにかけ事実を伝え、破壊をとめることができたのでした。
そして、Ianと結ばれたらその未来は辛いことを知ってしまったけど、Louiseはその未来を選ぶという話でした。
感想
子供をなくしどん底に落ちてた言語学者がやることが見つかり活躍するみたいな話かと思ってたら、冒頭の部分がまさかの未来で現実的な話かと思ってたら(宇宙人がいる時点で現実的じゃないかもしれないけど)、未来が見える能力で問題を解決するという話で最後ファンタジー感が強くなっていた映画でした。
宇宙人の話だからちょっと怖そうと思ってたけど、地球を襲ってくる話ではないし、全然怖くなかったです。
全く何もわからない存在に対しては何が目的かわからないし、言語もわからずコミュニケーションもとれないけど、その壁を乗り越えて向こうも自分も努力し相手を理解するのは宇宙人だけでなくほかの人種とかも一緒で言葉違っても話し合い理解するのが重要ってことを言いたかったのかなと思いました。
全く先が見えない映画で最後全てが解決する感じだけど宇宙人には時間という感覚がなく未来から来たっていうことぐらいからだんだん理解が難しくなり、結局何を伝えたかったのかいまいちよくわかりませんでした。
やっぱり時間に関する物語は難しいです。