1947年公開の不朽の名作のクリスマス映画です。
作品情報
公開年:1947年
IMDbの評価:7.9/10
監督:George Seaton
キャスト
Maureen O’Hara(Doris Walker)
John Payne(Fred Gailey)
Edmund Gwenn(Kris Kringle)
Natalie Wood(Susan Walker)
Gene Lockhart(Judge Henry X. Harper)
あらすじ(ネタバレ)
ドリス・ウォーカーはニューヨークのデパートメイシーズで働いていておとぎ話や空想を信じず、子供のスーザンにも空想を信じないように教育し、スーザンは現実的でサンタも信じていませんでした。
メイシーズのパレードでサンタ役が酔っていて代わりに通りがけのクリスがサンタの代役を務めます。クリスのサンタは評判でメイシーズに雇われ、人気になっていきます。子供たちに欲しいものを聞くときにメイシーズの競合のデパートの商品も紹介してしまいますが、逆に顧客からメイシーズが信頼され、メイシーズの売り上げも上がります。
クリスは空想を信じないスーザンに子供らしくしてほしく、一緒に遊んだり、郊外の裏庭がある家に住みたいという願いを叶えるため、ドリスのことを好きな弁護士のゲイリーがドリスと結婚すればいいと考え、後押しをします。スーザンはクリスがオランダ語を話せたりするのを見て徐々にクリスがサンタだと信じていきます。
クリスの人気を良く思っていないソーヤーはクリスは自分のことをサンタと信じる精神異常者と訴え、クリスを牢屋に入れてしまいます。クリスはゲイリーを弁護士につけ、裁判を行い、不利な状況が続きますが、裁判が報道され、子供たちがサンタに手紙を書き、その手紙を郵政局がクリスの元へ届けたと言うことは国がクリスがサンタということを認めたと捉えることができ、クリスは裁判に勝利します。
クリスマスの日、スーザンはクリスに願った郊外の家がもらえず、せっかく信じていたクリスに幻滅します。パーティーが終わり、クリスは代わりに地図を渡し、ドリス、ゲイリー、スーザンの3人でそこに向かうとスーザンが理想としていた家があり、ドリスとゲイリーはお互いの思いを打ち明け、3人でその家に住もうと決めるのでした。
感想
白黒映画でしたが、不朽の名作ということもあり、最初から最後までずっと面白かったです。最初は何も信じなかったドリスやスーザンでしたが、クリスと過ごすことで徐々に子供らしさを取り戻す様子がかわいいし、クリスが本当にサンタかどうかはわからないけど、スーザンの願いを叶えるためにいろんな方面から努力する様が感動的で終始ほっこりする映画でした。
1947年の映画ですが、そんな頃からメイシーズのパレードがあり、今も続いているのが驚きです。スージー役の子役の子がWestside StoryのMaria役だったNatalie Woodと知りびっくりでした。