2人の科学者が彗星が地球にぶつかるのをとめるため、奮闘する物語です。
作品情報
公開年:2021年
IMDbの評価:7.3/10
監督:Adam McKay
キャスト
Leonardo DiCaprio(Dr. Randall Mindy)
Meryl Streep(President Orlean)
Cate Blanchett(Brie Evantee
Rob Morgan(Dr. Teddy Oglethorpe)
Jonah Hill(Jason Orlean)
Mark Rylance(Peter Isherwell)
Timothée Chalamet(Yule)
Ariana Grande(Riley Bina)
あらすじ(ネタバレ)
天文学者のランドール教授と生徒のケイトは地球に近づく彗星を発見し、彗星の大きさは恐竜を滅ぼした彗星よりも大きく、人類を滅ぼす危険があるとわかり、この事実を伝えようとします。
大統領に会いに行くも選挙のことばかりで取り合ってもらえず、トークショーに出るもみんなが興味があるのはセレブの恋愛ばかりで司会者にも重く捉われず、ケイトは遂にテレビで怒鳴ってしまい、変わり者扱いされてしまいます。
ようやく政府が動き、彗星を破壊することになりますが、大企業の社長ピーターが彗星は貴重な物質が含まれているので破壊せず、回収したいと言い、途中で計画をやめてしまいます。世間は彗星を破壊する派と彗星なんてない派に二分し、世界各地では暴動が起こります。
ランドール教授はトークショーの司会者であるブリーと不倫関係になり、妻のジューンにバレたり、ケイトはスーパーであった自分を支持するユールと仲良くなります。遂に肉眼でも彗星が見えてきて全世界の人が彗星の存在を信じますが、いろんなところで彗星を破壊するもうまくいかず、ピーターの会社の彗星を破壊する装置もうまく起動せず、大統領やピーターはカプセルで地球を脱出します。
ランドール教授はケイトと合流し、人生で大切だったのは家族だったと気づき、家へ帰り、妻に許してもらい、自分の人生は悪くなかったと言い、団欒の中、彗星は地球に衝突し、世界は滅亡します。
時がたち、大統領が乗ったカプセルは自然豊かな惑星につきますが、大統領はそこに生息する生き物がめえずらしく近づくと、襲われ死んでしまい、彗星衝突の後、地球に残されたジェイソンは地球で生き延びるのでした。
感想
選挙のことしか考えない大統領、利益しか追わない世間を席巻する大企業の社長、セレブの恋愛にしか興味ないトークショーなどアメリカのいろんな問題点が投影されているような映画でした。大きな出来事で結局決定権を握るのは権力やお金がある人で正しいことを言っても、力がない人が発言したところで受け手としての捉え方も全然違うし、国も動かないことを実感しました。
でももしケイトみたいな人がテレビで発言してたら、気が狂った女の人が叫んでるぐらいにしか思わないかもしれないので真実を見極めるって難しいです。浮気していたのにいきなり帰ってきて家に入れてもらうのは虫が良すぎる話でしたが、地球が滅亡の時は信頼する人とゆっくり過ごすのが1番いい終わり方かもしれません。
違う惑星に行った時、出てきたのが、老人ばかりっていうのが、人類の存続というよりはただ自分が生きたいというエゴしか見えず、残念でした。
出演者はAlistの俳優さんばかりで演技力が素晴らしかったですが、Leonard DiCaprioがビックバンセオリーのレナードみたいな科学者の役で別人すぎて凄かったです。Meryl StreepやMark Rylanceは良い人の役もできるけど悪い人の役もはまりすぎです。Timothee Chalametはちょい役でしたが、やっぱり映画ごと全ての役で別人に見えます。
ドント・ルック・アップはどこで見れる?
ドント・ルック・アップはネットフリックスで見ることができます。