父を失い友達がいないルビッチがごみ人間と出会い、夢を追う物語です。
作品情報
公開年:2020年
IMDbの評価:6.6/10
監督:廣田裕介
キャスト
窪田正孝(プぺル)
芦田愛菜(ルビッチ)
立川志の輔(ブルーノ)
小池栄子(ローラ)
藤森慎吾(スコップ)
あらすじ(ネタバレ)
えんとつの煙に覆われたえんとつ町に住むルビッチは父親のブルーノを失い、車椅子の母親と暮らし、生計を立てるため、子供ながらにえんとつ掃除の仕事をしていました。
ある日、ゴミでできたゴミ人間がえんとつ町に現れ、みんなに嫌がられるなか、友達のいないルビッチはゴミ人間をプペルと名付け友達になります。2人は徐々に仲良くなり、ルビッチは父親が教えてくれた外の世界があることを信じ、星を見ようと空に1番近いえんとつ掃除の仕事を選んだことを話します。
夢を見たりする人やプペルをよく思ってない人たちもいて、ルビッチやプペルの味方をしてくれたダンが狙われ、ブルーノも同じ敵に殺されたことがわかります。ルビッチは仕事中にブルーノからもらったブレスレットを落としてしまい、プペルはずっとブレスレットを探していましたが、見つからず、ブレスレットはプペルの中にあり、そのブレスレットがプペルの原動力であるとわかります。
そのことを伝え、プペルはルビッチを見ていると不思議な力が働き、海から船が現れます。
2人は船で空に行き、煙を吹き飛ばす計画をします。2人の熱い思いに最初は否定していた人たちも協力し、計画は成功します。成功後、プペルの中にはブルーノがいて、成長した息子の姿を見たブルーノは星になります。そして、えんとつ町を治めるレター15世は煙突を止め、星が見える世界を選ぶのでした。
感想
読める話だったものの、あらすじ自体はそこまで悪くない気がしますが、ハリウッドの3Dアニメに慣れたせいかちょっと物足りなさが残りました。プペルは一見3Dのように作られてるんだけど、実際は輪郭に黒い線が使われていて2Dを見てるのか3Dを見てるのか中途半端な気分になりました。今の3Dは本当にすごくて背景は本物そのものだし、髪質もすごいし、何年もお金をかけて作るハリウッドアニメと比べるのは違うかもしれませんが、えんとつ町自体は幻想的で綺麗だったのでゴテゴテの3Dにするか通常の日本アニメのような2Dにするかどっちかが良かったです。
後半にかけて感動を誘っているのはわかるけど、BGMと映像と感情が合ってなくって残念でした。あと、えんとつ町の歴史を語るところで腐るお金だったらもっとみんながお金を使って経済を回してくれるだろうというメッセージを伝えたかったのかもしれないけど、説明しすぎでもっと簡潔にサラッと言っても良かったかもしれません。日本のアニメが3D CGが主流になる時代は来るのかな?
えんとつ町のプぺルはどこで見れる?
えんとつ町のプぺルはPrime Videoで見ることができます。