デューンという惑星を巡る西暦10190年が舞台のSF映画です。
作品情報
公開年:2021年
IMDbの評価:8.3/10
監督:Denis Villeneuve
キャスト
Timothée Chalamet(Paul Atreides)
Rebecca Ferguson(Lady Jessica Atreides)
Oscar Isaac(Duke Leto Atreides)
Jason Momoa(Duncan Idaho)
Stellan Skarsgård(Baron Vladimir Harkonnen)
Josh Brolin(Gurney Halleck)
Javier Bardem(Stilgar)
Zendaya(Chani)
あらすじ(ネタバレ)
西暦10190年、砂の惑星DUNEは砂漠が続き、住むのは厳しい環境ですが、燃料のスパイスが豊富に採れるため、ハルコンネル家が採掘場を作り、お金儲けをしていました。DUNEには砂と共存しながら生きる先住民フレメンがいて両者は度々争っていました。しかし、皇帝の命令でハルコンネル家は撤退し、戦いは終わります。
勢いがあり、頭角を表していたアトレイデス家はDUNEの統治を皇帝に命令されます。レト・アトレイデス公爵の息子のポールは声で人を操れる母ジェシカ同様不思議な能力があり、夢でビジョンを見て、そのビジョンは未来に起こることだと予測します。先発隊がDUNEに向かう時、家臣であるダンカンがDUNEで死ぬビジョンを見て、ポールもその未来を変えるため、一緒にいくことを熱望しますが、断られてしまいます。その後、アトレイデス家の3人もDUNEへと向かい、住み始めますが、砂漠の厳しさを知り、スパイスもうまく採取できずにいました。また、ポールが殺されそうになり、スパイがいることも疑われます。ダンカンはフレメンの調査に成功し、ポールとも再開します。
ハルコンネル家は再びDUNEを狙っていて夜中、アトレイデス家の住宅を襲撃します。バリアが破られていて、ユエ博士が妻を助けるため、ハルコンネル家に手を貸してたことがわかり、レト公爵は殺されます。
皇帝にポールとジェシカは殺さないよう言われていたため、飛行機で連れ去られます。砂漠に落とされそうになり、ジェシカとポールの能力で敵を倒し、逃げます。しかし、そこは砂漠でユエ博士が残したサバイバルグッズを使い、生き延び、その後、ダンカンと再開します。隠れ家へ行きますが、追ってに追われ、ダンカンはポールの夢の通り、死んでしまいます。隠れ家から飛行機で逃げますが、砂嵐に飲み込まれ、絶体絶命でしたが、以前からの教えを活かし、嵐を抜け、フレメンの住処を目指します。虫に追われながらもなんとかフレメンの元へと到着します。そこでずっと夢に出てきていたと会います。年とったジェシカは不要と言われ、ポールは代わりに決闘を受け、勝利します。ジェシカは元いた場所に戻ることを望みましたが、ポールはフレメンと手を組むことが戦争を終わらせる鍵だと考え、フレメンに着いていくのでした。
感想
ストーリーはこの映画だけでは何も解決しておらず、シリーズ映画の第一章の導入という感じでした。大作映画だと登場人物が多すぎて理解できなくなることが多いですが、DUNEでは種族や派閥も3つぐらいしかまだ出てきてないので理解しやすかったです。何より映像がすごくってDUNEの住まい、スパイスの製造所、砂漠など何をとっても美しかったです。虫のような形や楕円の乗り物も近未来的で砂漠にも馴染んでいてかっこよかったです。世界を救うヒーローは筋肉質でガタイが良いことが多いですが、ポールは繊細だけど武術や魔術に長けていて新鮮なヒーローでした。Timothee Chalametの映画は何本か見たけど、どの役でも全然違う人物に見えるし、表情の演技がすごいです。次はフレメンに合流したポールがフレメンとともにハルコンネル家と戦うというポールが見たビジョンが繰り広げられるんだと思うんだけど、どう攻めていくのかとか最終的にポールは皇帝になれるのかとかいろいろ楽しみです。
原作
原作は1965年発売ので度々リメイクされていますが、原作に忠実な映像化は困難と言われており、それを今回、ブレードランナー2049やメッセージの監督でもある Denis Villeneuveが完全映画化しました。
本は上中下3巻あります。
1984年公開のDUNEはamazonで見れます。