1957年の大ヒットミュージカルのリメイク版です。
作品情報
公開年:2021年
IMDbの評価:7.3/10
監督:Steven Spielberg
キャスト
Ansel Elgort(Tony)
Rachel Zegler(María)
Ariana DeBose(Anita)
David Alvarez(Bernardo)
Rita Moreno(Valentina)
Mike Faist(Riff)
あらすじ(ネタバレ)
1957年のニューヨークのアッパーウエストサイドでトニー(Ansel Elgort)はストリートギャングジェッツのリーダーでしたが、喧嘩で刑務所には入り、その後は心を改め、Valentinaの元で真面目に働いていました。今のジェッツのリーダーはリフ(Mike Faist)でリフはプエルトルコからの移民のベルナルド(David Alcarez)がリーダーのシャークスと対立していました。
高校のダンスパーティーでも2つのギャングは対立していましたが、トニーはベルナルドの妹のマリア(Rachel Zegler)と恋に落ちます。ベルナルドや恋人のアニータ(Ariana DeBose)はマリアがトニーと付き合うのに反対しますが、トニーとマリアはみんなの反対を気にせず会い、仲を深めます。
マリアとトニーの仲に怒り、シャークスはジェッツとの決闘を申し込み、トニーは決闘に反対しますが、決闘は行われてしまいます。揉み合いの末、ベルナルドはリフを殺し、怒ったトニーはベルナルドを殺し、皆その場から逃げていきます。
トニーはマリアの元に行き、マリアはトニーが兄ベルナルドを殺したと知りますが、トニーといることを選びます。マリアがトニーといるところをアニータにバレてしまい、マリアとトニーは落ち合って街をさることを約束していましたが、アニータはマリアはマリアのことを好きだったチノが殺したとトニーに嘘を伝えます。それを聞いたトニーはチノの元へ向かいますが、その途中で生きているマリアと再開し、喜んでいたのも束の間、チノが銃を撃ち、トニーを殺します。2人は愛を語りながら、トニーは死に、チノは逮捕されます。
感想
オリジナルの1961年公開のWest Side Storyを見た10年以上前はハッピーなミュージカルばっか見ていたので、2つのギャングが争いロミオとジュリエット的な恋をし、最後は何も救われないアンハッピーエンドで何がおもしろいんだろうと思っていましたが、ただのギャング同士の問題ではなく、人種や移民の問題や家庭の問題も含まれていてより複雑だっていうことが理解できて、悲しくはありますが、おもしろいミュージカルとして見れました。ミュージカルのリメイクは失敗することが、多いですが、成功させるのがすごいです。英語とスペイン語が半々ぐらいだったのもおもしろいです。
歌えて踊れるAnsel Elgortがようやくミュージカルの主演を務めたっていうのが嬉しくてさすが良い声でした。Dear Evan Hansenのオリジナルキャストでコナーを演じていたMike FaistやPromやSchmigadoon!に出ていたAriana Deboseが出演していたのもミュージカルファンにとっては嬉しいキャスティングです。Maddie Zieglerがちょい役立ったのが残念だったかな。
アメリカにいないので詳しいことはわかりませんが、同じ移民でもヨーロッパからの移民とラテン系の国からの移民とでは違い、ラテン系ということだけで差別する人もいて、今はトップチャートを見てもスペイン語の曲で溢れているけど、当時はこのような差別がかなりあったから、ラテン系の歌手の人達が自分みたいな人種が有名になるなんて思ってもみなかったって言っているのが、ようやく少し、理解できたかもしれません。
West Side Storyの曲はいろんなところで使われているので馴染みのある曲ばかりでしたが、やっぱり、TonightとAmericaが好きです。こんな長く愛される曲を作るなんてすごいな。
ウエスト・サイド・ストーリーはどこで見れる?
ウエスト・サイド・ストーリーはディズニープラスで見ることができます。