見た目が他の子と違う子とその子を支える親、姉や友達それぞれの目線を描いた映画です。
作品情報
公開年:2017年
IMDbの評価:8.0/10
監督:Stephen Chbosky
キャスト
Jacob Tremblay(Auggie)
Owen Wilson(Nate)
Izabela Vidovic(Via)
Julia Roberts(Isabel)
Noah Jupe(Jack Will)
あらすじ(ネタバレ)
Auggieは生まれつき奇形で生まれ何回も手術はしたもののやはり人とは違うためホームスクールでしたが、話し合い、普通の学校に行くことを決めます。
父のNate(Owen Wilson)、母のIsabel(Julia Roberts)、姉のViaは全員心配でしたがエールを送り、学校に通い始めますが、やはり周りの目は厳しくカフェテリアでも独りぼっちでいました。
しかし、頭のいいAuggieは授業で最初は恥ずかしがってたものの、徐々に授業で発言するようになり、周りの目も少しずつ変わっていきます。学校を案内してくれた3人のうちの1人のJackと仲良くなります。しかし、ハロウィンの日Jackがクラスのいじめっ子のJulianと話してる時合わせて自分がAuggieだったら自殺するといったのを仮装したAuggieが聞いてしまい、Auggieは深く傷つきJackを避けるようになります。
Jackは最初Auggieを案内する役に選ばれて最初は嫌々やっていましたが、Auggieと話すうちに顔は全く気にならなくなりAuggieの面白さ、頭の良さがわかりずっと仲良くしたいと思うようになります。しかし、そんなときにAuggieが話してくれなくなり理由が分からず困ってしまいます。 その後、AuggieはSummerと仲良くなり、Summerを通じてJackになんでAuggieが話してくれないかそれとなく伝え、JackはAuggieに謝り仲直りします。
そんな中、JulianのAuggieに対するいじめはエスカレートし、Auggieは無視しますが、そのことが先生にばれ、Julianの両親も呼ばれます。しかし、そのいじめに母親も加担していたことがわかりそんなことをいう学校はやめさせるといいJulianは転校させられてしまいます。
Auggieの姉のViaは家の中心が常にAuggieのため自分に何が起こっても我慢していました。新学期になってなぜか今まで親友だったMirandaに無視され1人になってしまいそれを親にも言えずにいます。そんな時にJustinと出会い、演劇クラブに誘われてはいります。Justinと過ごすことで自分の居場所を見つけていきます。 Viaの友達だったMirandaは暖かい家庭のViaにあこがれていてサマーキャンプの時Viaのふりをして人気者になりそのままでいたくViaを無視してしまいます。しかし、偽りの自分を演じるとつらくなりViaの家族を喜ばせたく自分が主役だった演劇を体調不良のふりして辞退し、代役だったViaが主役となり、両親は劇を見て今までAuggieばかり気にしすぎてViaのことを気をまわしてられなかったことに気付きます。
感想
ハンディキャップを持った子が逆境を乗り越え頑張るという話はよくある気がしますが、WonderはAuggie中心の話だけでなく、その家族で親の目がすべて弱いほうに行ってしまうから、その分親の手を煩わせまいと完璧でいなきゃいけずあまりかまってもらえないつらさや、はたから見るとViaを無視し人気者になり傲慢となったMirandaだけど家族関係にうまくいっておらず実はViaに憧れていたり、Auggie目線だとただ先生に言われたから仲良くしていたと思ってたJackは本当にAuggieを友達と思っていて周りに合わせて悪口を言ったりと、はたから見るのと実際思っていること起こっていることは違って出来事には1面だけじゃなくいろんなことがかさなりあってできていて1人の面から見るだけじゃなにもわからないんだなってことが実感できる感動的な映画でした。
この映画を見るといろいろ悩んでたり他人に憧れたり自分はダメだと思ったりするけどみんなそれぞれ悩みがあって普段は気付かない自分が恵まれてるところもいっぱいあってそれに感謝しなきゃいけないってことに気付かされました。
最近見た中でほんとお勧めな映画です!